あけましておめでとうございます!年末年始は病気で布団の中で過ごしていました、、ではさっそく授業選びについて書いていこうと思います。
8月末にPrincetonに到着するとまず留学生向けのオリエンテーション、次に全体向けのオリエンテーションや合宿と慌ただしく過ぎ、9月の二週目くらいにそれらが終わるとすぐに授業選択が始まります。自分は授業が楽しみで日本にいるうちからどのコースがいいかだいたい決めていたので割とすんなり決まりましたが、結構悩んでいる人も多かったようです。
ちなみに授業はここ(https://registrar.princeton.edu/course-offerings/)から見られます。
Freshmanということでまだ1年目の授業選択しか体験していないのですがFreshman yearは少々特殊なのでそこに焦点を絞って書いていこうと思います。まず一番印象に残っているのは
全体で共通の必修科目は1つ!
ということですね。日本の大学の友人に話を聞いていると数学や英語、理系なら物理や化学、文系なら社会学などが必修として課されているようです。一方、PrincetonではWriting SeminarというPaperを書く練習をする授業が必修です。どんな授業かというと基本的には1学期で3枚のPaperを書くという構成になっていてPaperごとにだんだん自由度が増していく形です。授業選択の観点からお話しすると、まずWriting SeminarはFreshman yearの学期のどちらか片方、学校が指定した方で受講することになります。ただ、事務局に連絡することで受講学期を変えてもらうことができることもあり、基本的には秋学期で取ると良いと言われているのでもし春に割り振られたら変えてもらうよう頼んでみるといいかもしれません。次に、PaperのテーマがWriting Seminarの枠組み内の各講座で異なっているのでどの講座にするかを選んでいきます。希望者が多い講座を取れるかは抽選に依存しているようです。テーマは多種多様で、個人的なおすすめとしては自分が興味があるだけでなく、いろいろなdisciplines(学術分野)からアプローチしやすそうなものですね。
Freshman Seminar
さて、次のFreshman yearに独特な点はFreshman Seminarという授業を取ることができる点です。こちらは必修ではないのでとっても取らなくても大丈夫です。こちらもテーマは多種多様で少なくとも1つくらいは興味のあるものが存在すると思います。Writing Seminarとは違いこちらは抽選ではなく志望動機を書いて提出し、それを見て教授が受講生を決めるという形になっています。セミナー形式の授業はクラスの大きさが10人前後で友達も作りやすいのでぜひ取ってみるといいと思います。
充実のサポート体制
さて、ここまで2つ講座を紹介してきましたが、Princetonの学生は基本的に1学期4講座、どんなに頑張っても6講座が限界(というか普通は無理)なので、自分もそうなのですがこの2つを取るとあとは2講座くらいしか選ぶものがなくなり、結構すんなり講座を選ぶことができます。ただ、4つ、或いは、5つ自由に選ぶとなるとやはり独断で決めてしまうのは少し不安なところです。しかし、実は独断で決めてしまって後悔するといったことは制度上起こらないようになっています。というのも、講座登録をする前にFaculty Adviserという自分の興味のある分野の教授などとミーティングをして自分が何をやりたいのかなどをもとに講座選択が適切かどうか確認することができます。また、Faculty Adviserに会う前にもPeer Academic Adviser(PAA)というそれぞれの学部のupperclassmanと話し、質問をしたりアドバイスをもらったりする機会があります。特にPAAはフレンドリーでいつでも好きな時に連絡できるので特にイベントなどでなくても自由に相談することができます。
Course Distribution & Flexibility
さて、最後に講座を選ぶ上での制限について軽く触れておこうと思います。定量的なことをここに書いても仕方がないので省略しますが、Princetonはリベラルアーツ教育ということで文学・芸術、歴史、社会科学、理論科学、実験科学、定量的分析(主に数学)、認知論、道徳論の各分野で決められた数の講座を卒業までに受けることを要求しています。なので、Freshman yearのうちはあまり気にしなくていいとよく言われますがある程度は頭の隅に置いておくと良いと個人的には思います。少し逸れますが、PrincetonにはPass, D, or Fail (P/D/F)という制度がありこれを利用すると成績を気にせずに授業を取ることができます。例えば歴史には興味があるけどCは取りたくない…というような時にそのコースをP/D/FするとC range以上の成績は全てPassという扱いになり、GPAには影響せずに単位だけ来るという形になります。ちなみに4回までしかできないのでこちらも計画的に使っていきたいですね。話を戻します。Princeton全体だけでなく、各Departmentもそこに進学するための要求科目を持っています。例えば数学ならMAT 216/218という2つの講座と同等のレベルの講座を受講し終えていることを要求します。こちらはSophomoreの終わりまでに満たさないといけないのでFreshmanのうちから計画的に進めておくといいと思います。特に、要求講座にPrerequisites、つまりその講座を取るために事前に取らないければならない講座がある場合は要注意です。とはいえ、このPrerequisitesに関しては割とFlexibleなことも多く、教授に直接話しにいって問題などを解いて見れせればOKをもらえることもあります。実際、教授の前で言われた定理を証明したところ来学期は4年生向けの授業を受けさせてもらえることになりました。
さて、いかがでしたでしょうか?Princetonの講座選択の様子が少しでも伝われば嬉しいです。
秋に学校に着くとすぐにいくつかパーティーのようなものがありそこで流れている音楽を知らないと残念な気持ちになるのでよく聴いたもので自分の好きなものを紹介しておきます。http://youtu.be/PT2_F-1esPk
Princeton近くに住んでいます。
学生さんのことが気になっていたので楽しいスクールライフを送られていて羨ましいです。
日本国内の若い子への発信と同時に米国に居て進路に悩む若い子への発信にもなっていると思います。
ありがとうございます😊
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馬鹿正直に本名を書いてしまったのでボカして頂けませんか?
いつもはコメントしないのですみません。不慣れです。
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コメントありがとうございます!ブログ上で公開の際に著名にしておきました。これからも応援ぜひよろしくお願いいたします。
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