えみりです!
本当は明日提出のホッブズのエッセイを書いていなければいけない時間なのですが、ちょっと休憩がてら最近思ったことをお話しします。
「大学に入学して6ヶ月間でのハイライトを紹介してください!」
この冬休み日本に帰国した際に、海外進学生同士でそんなプレゼンをする場がありました。
何か紹介するのに適したエピソードはないかなと6ヶ月間で撮った写真をあさり、とりあえずそれっぽい話をしました。
でも正直、大学の最初の6ヶ月で経験したこと、感じたこと、学んだことは簡単に人には話せない内容のものが多く、自分にとっては実際の”ハイライト”ではありませんでした。
プリンストンにいると勉強も、食事も、寮生活も、表向きには何もかもが充実していて、たとえ辛くても「もうプリンストンから逃げ出したい!」と思うのが恥ずかしくなります。自分の置かれている立場や今いる場所を再確認するたびに恵まれた環境にいることに気づかされ、良し悪しを天秤にかければ文句は言えないな、と片付けてしまいます。
例えばよくある話でいうと、周りの学生の凄さに圧倒されて「自分は何かの間違えでプリンストン大学に合格してしまったのではないか?」と思う瞬間があります。すると、”Princeton chose you for a reason(プリンストンは理由があってあなたを選んだんだよ)”とか、”You’re at PRINCETON. You’ve already acomplished so much!(プリンストン大学に通ってるんだよ。それだけでもう凄いんだから。)”とか、そんな言葉をお互い掛け合って友達と慰め合ったりします(笑)。
でも、なんだか完全には納得がいかなくて、私は毎回そう簡単に片付けてしまわなくてもいいのではないかな…と思うのです。
確かに一歩遠ざかってBigger pictureを見ると貴重な体験や素敵な出会い、そして楽しい思い出がすでにたくさんあり、ありがたいばかり。でもその反面、高校では経験したことのなかったような辛い出来事もありました。だからこそ私はそういったことも、人前で紹介できるような”ハイライト”と同じくらい自分の中では大事にしてもいいのではないかと思います…たとえ人には話せない内容でも。
この週末ハーバードから友達が遊びに来てくれて、夜遅くまで一緒に話をしていました。すると、お互い色々あったんやね(笑)と、あのプレゼンの場では言い出せるはずのなかったような話がたくさん出て来ました。
高校生の時によく「海外進学はキラキラしたことだけではない」という話を先輩から聞きましたが、もしかするとこういうことだったのかなと思いました。
今はまだ1年生。4年後に振り返れば笑い話になっていることも多いのかなとも思いますが、今苦しいこと、もどかしいこと、不安なこと、言葉にうまく表せないこと、どれもかもを「大したことのない小さな悩み」として片隅に放ってしまわなくても良いのかなと思います。
今プリンストン以外に行きたい場所があるのか?他にやりたいことがあるのか?ともし聞かれたら、いや、今自分が一番いたい場所で一番やりたいことをやっている、と答えます。
でも、みんな実際には色々と簡単には言えないことがあるんじゃないかなと思ったり。
だからこそ、たまにはどうでもいい文句も聞いてほしい!
ということで、このブログの場を借りて一つ文句を言わせていただきました(笑)。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
えみり
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