皆さんこんにちは!えみりです。
4月に入ってから現在高校3年生の後輩たちから「〇〇大学と△△大学に合格したのですが、どっちに進学すればいいか迷ってます!助けてください!」と言うメッセージがよく届くようになりました。
そう。日本とは違い、アメリカの大学受験は多くの場合いくつもの大学を併願します。そして、3月下旬から4月上旬にかけて大学の合否発表があり、合格通知をもらった大学の中から5月1日のDecision Dateまでに進学先を決めて報告しなければいけないのです。
そのため、各大学は4月中に合格者向けのオープンキャンパスを行います。授業を見学したり、食堂で在校生と夕食を食べたり、ダンスグループやミュージカルの出し物を見たり、在校生と学生寮に実際に泊まったり。アイデアとしては1日その大学の学生になってみる、という感じです。それも、アメリカの大学はそれぞれ学生の雰囲気やキャンパスの種類、授業のサイズや周辺の町の規模が全然違うので、行って見ないとわからないことが沢山あるからです。
しかし!一年前、私は全く大学訪問をできないまま進学先を決断しなければいけない状況に置かれていました。
そんな状況の中、私がどうやってプリンストンを選んだのか、また自分なりのアドバイスを紹介しようと思います(笑)。
1:在校生、卒業生と話してみるべし!
私は実際に大学訪問ができなかった分、たくさんの卒業生に電話をかけました。たまたま友達のいとこがプリンストンの卒業生だったり、違うシアトルの高校の友達の先輩が在校生だったり、とにかく使える限りのコネクションを使って大学について質問をしまくりました。特に気にしていた大学での音楽活動に関してはネットでは情報を集めるのが難しかったので、実際にプリンストンのオーケストラに所属していた先輩などにお話を聞きました。やはり、通わないとわからないことがたくさんあり、さらに人それぞれ経験が違うので、判断材料を集めるために出来るだけ多くの人と話してみるのが良いと思います。
2:進学後の選択肢を狭めないこと。
私が最終的にプリンストンを選んだ大きな理由は、どの学部も充実していると言う点です。興味がいくつかの分野に散らばっていたので、どの分野も強いプリンストンを選べば後々気が変わってもちゃんとした学部で勉強ができる、と言う安心感がありました。実際に大学に進学して1年、当初は想定していなかった専攻を今は考えているので、自分の判断は間違っていなかったなと思います。また、Direct admissionなどで最初から一つの学部に縛られてしまう大学や、Competitive Majorと言って選びたい専攻があっても進学後に厳しい選考があって希望のMajorになるのが難しい大学もあります。興味分野が変わりそうな人はぜひこう言った点にも注意した方がいいと思います。
3:クラブ活動の現状を把握できればベスト
これは結構難しいことだと思いますが、クラブ活動などに関して進学後に気づいたことです。例えば私が関わっているオーケストラや室内楽のグループなどは、ある程度人材(?)が揃っていないと成り立たない部分があります。そのため、その年に揃っているメンバーによって活気が違ってくるような気がします。(もちろん、盛んでなければ自分からクラブを立ち上げたり、活気を起こしたりするのも一つの手ですが。)

音楽Departmentの指揮者とお話ししていたのですが、プリンストンの音楽プログラムはここ数年間で飛躍的に質が高まったとおっしゃていました。また、今年新しく建てられたLewis Arts Centerのお陰で設備の充実度が何倍にも増したようです。そんな劇的な変化がある可能性もあるので、もし特に関わりたい部活やスポーツがあれば、実際にコーチや先生などに現在の様子を聞いてみるのもありかなと思います。特にスポーツは種類によってClub sportsやIntermuralがあったりなかったりするので、どの程度関わりたいかで探って見てください。
4:財力のある大学へ!笑
プリンストンに来て一番びっくりしたのは、大学がいかにリソースを持っているかです。(率直な言い方すぎるかもしれませんが、本当なんです。)それも、アメリカの大学は卒業生の寄付金で成り立っているから!
夏の留学プログラムに参加するのに補助金を出してくれたり、卒業研究のために海外への旅行費用を出してくれたり。また、Financial Aid以外にもいろんな卒業生のFundなどがあって、ある先輩は編み物の研究をするためにイギリスの地方を巡る旅をプリンストンのお金だけでやりくりした、とか(笑)。また、卒業生のコネクションもすごくて、様々な分野で活躍する卒業生が頻繁に講演をしに戻って来ます。プリンストン生だからこそ会える人や出来ることがたくさん。想定外の素敵な機会が日々あるのもプリンストンを選んだおかげかな、とか。
5:チャレンジできる環境に飛び込め!
合格当初、プリンストンは私よりもはるかにすごい人が通う大学というイメージがあり、選ぶのがとても怖かったのを覚えています。プリンストンに通っている自分が全く想像できなくて、あの大学は自分には無理だと勝手に決めていました。でもある日、そんな世界を見ずに心地よい環境にとどまっていていいのか?と思い、自分にとって最も大きな挑戦になりそうな大学を選ぶことにしました。その分、実際に通ってみて大変なこともありますが、チャレンジした分だけ成長できてるのかな?という思いで日々頑張っています。
でも、最終的にはどこを選んでも正解も間違いもない!
正直なところを言うと、受かるまでプリンストンについてあまり調べたことも考えたこともありませんでした。(全く手の届かない大学だと思っていたので、まあ取り敢えず受けておこうと言う気持ちでアプリケーションを出していました。)実際に進学して見て、プリンストンの雰囲気が自分にとても合っていて、選んで正解だったなといつも思います。
でも、実際に他の大学を選んでいてもまた別の良さがきっとたくさん合ったんだろうなとも。
The Princeton Experienceってどんな感じですか?という質問を受けることがあります。簡単に言えば、プリンストン大学に通った人に共通する体験、という意味です。でも、取る授業一つ違うだけで大学生活は全く違う体験になると思いますし、どんな人と巡り合うかで大きく変わってくると思います。そもそも同じ組み合わせの授業を取っている人は知る限りでは1人もいませんし(笑)。だから、ここの大学を選んだから正解!なんてことはあり得ないと思います。
とても重大な決断ではありますが、最終的にはどうにかなる!だから自分なりに納得のいく決断をすれば大丈夫だと思います!
Decision Dateまであともう少し。決断に迫られている人も多いと思いますが、少しでも私たちのアドバイスが手助けになればと思います。Good Luck!
えみり
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えみり、とても面白かったブログだと思う!プリンストンのオープンキャンパスのイベントを詳しく説明したよね!
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海外大学への進学を考えているものです。もしお時間があればYouTubeに「プリンストンの1日!」みたいな動画あげてくれると嬉しいです!
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